久保 雄之介
[来歴]
勝山市出身。
2001年入社時から栗東工場へ。開発課配属。
2005年から開発課・営業課兼務。
2013年に栗東工場長就任。
栗東工場設立のきっかけは、1963年に起きた福井豪雪による物流への影響でした。 お客様であるメーカーからの要望で、仮撚設備を関西エリア付近で雪のあまり降らない地域へ移転する運びとなりました。
それ以降、従来に増してメーカーに寄り添いながら開発を行うことで、より目的に適した原糸に高次加工を施し、常に高付加価値な加工糸の提供を目指しています。
細かなニーズに応えるため、仮撚設備は高速タイプ・低速タイプを用意しています。 そうして生まれる当工場の加工糸は、衣料、資材、ニットに至るまで幅広いカテゴリーで用いられています。
開発のプロセスとしては、まず、メーカーから開発内容が提示されます。 そこですぐ製造に移行するのではなく、メーカーと打合せしながら課題や状況など細かな加工条件について探求し、また、様々な比較を行い、より高いレベルの提案に挑戦しています。
その上で試験糸を作成し、ブラッシュアップを繰り返し、製品化へとたどり着きます。 関西エリアに近い立地が活かし、メーカーとがっちりスクラムを組み、より良い製品の開発を追求しています。 今後も、メーカーとの協力を深めながら、他にある糸と大きく差別化できる製品を生み出していきたいと考えています。
当工場の未来へ思いを馳せる時、欠かせないのはメーカーとの協力関係ですが、同時に、松文産業グループとしての協力体制を向上させることが、新たな未来を拓くと考えています。
当工場は糸の生産、勝山・鶴岡工場ではそれぞれに個性を持った織物づくりを行っています。 3工場が連携することで、これまで対応できなかった領域や量、技術への可能性がきっと生まれるでしょう。 それによる各工場へのフィードバックもきっと大きな価値を持つと期待できます。
また、衣料だけでなく、業種の異なる分野も視野に入れることで、糸の可能性を広げたいという想いも抱いています。 築き上げてきた経験や技術を礎に知見を深めることで、社会へさらに貢献できる「未知なる糸」を創造していきたいと考えています。
従業員 /
(栗東合繊(株))
男性27名 女性17名
※2024年9月30日現在
生産工場2棟
検査・出荷工場1棟
仮撚設備(高速・低速)
混繊設備
土地 17,450.78㎡
建物 9,922㎡
〒520-3013
滋賀県栗東市目川611
TEL.077-552-3851 / FAX.077-552-3853